デュタステリド錠(ザガーロ) 内服薬の効果と副作用。フィナステリドとの比較してどうなの?

デュタステリド錠(商品名:ザガーロ など)はフィナステリド同様に男性ホルモン テストステロンが悪玉男性ホルモン DHT(ジヒドロテストステロン)になることを抑制。男性型脱毛症・AGAの改善が確認されている治療法です。

※DHTは皮脂腺の受容体と作用して過剰な皮脂を分泌。毛穴を塞ぐことで男性型脱毛症を誘発します。

育毛・発毛 効果はある?

日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版によると、デュタステリドは男性型脱毛症(AGA)の改善が試験で確認されている薬品です。
AGA治療の前に見ておこう!日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドライン

成人男性へのデュタステリド内服は推奨度A「行うよう強く勧める」
女性に対しては推奨度D:行うべきではない
とされています。
※妊婦・授乳中の女性に投与するとDHTの低下によって男子胎児の生殖器官等の発育に悪影響を及ぼす恐れがあるため。また、未成年では安全性が確認されていません。

国内で前立腺肥大の改善作用としても承認されている薬剤です。(0.5mgカプセル)

副作用・危険性

AGA治療としてデュタステリドの効果が確認されているのは成人男性のみとなり、未成年男性や女性への使用は推奨されません。※女性(妊婦・授乳中)の危険性は前述の通り

男性に対しては
勃起不全・性欲減退
勃起機能障害(ED)
といった男性機能低下や稀に食欲不振、全身倦怠感(肝機能障害)などの副作用が報告されています。

また、前立腺癌診断(血清PSA濃度の測定)をする場合は2倍した値を目安として評価する必要があるため、これらの項目に該当する場合は医師への相談が必要と言えます。

フィナステリドで報告の無かった射精障害も報告されている点にも注目しましょう。
国内非ランダム化試験(120例 52週間)で、
リビドー減少 8.3%
インポテンツ 11.7%
射精障害 5.0%

と、海外で行われた試験よりも比較的高率な結果が報告されています。

フィナステリドとの比較

デュタステリドはフィナステリドを上回る抜け毛防止効果、増毛効果も報告されていますが、副作用に関しても同様に確認されています。

AGA診療ガイドラインによると、臨床試験の結果は以下の記載がありました。

全毛髪数と毛直径の増加についてはデュタステリドの方が優れた効果を示したが,直径 60 μm 以上の硬毛数では両者間に有意な差がなかった
両者の効果差については今後さらなる検討を要する.

一部の結果ではデュタステリドが有用という結果がでていますが、数値的には僅かなもののため、今後も効果の差が検討されていくことでしょう。

悪玉男性ホルモンDHTの原因、5αリダクターゼの「Ⅰ型」「Ⅱ型」両方を防ぐのがデュタステリド(ザガーロ)。「Ⅱ型」のみ防ぐのがフィナステリド(プロペシア)という違いもあります。

デュタステリド まとめ

成人男性で発毛・脱毛防止効果が認められている
性欲減衰・勃起不全、食欲不振、全身倦怠感(肝機能障害)などの副作用
フィナステリド(プロペシア)より発毛効果が見込まれているが、射精障害といった独自の副作用もあり
利用できる性別・年齢が限られていること、副作用があることにも注意しましょう。

AGA治療薬は低価格で手に入るものでは無いため、個人輸入を考える方もいますが、偽物の流通が問題視されています。
ニセモノを服用した場合は効果がでないだけでなく、思いがけない健康被害を生じる可能性があります。副作用も加味して医師への相談の上で処方してもらう形が理想的と言えるでしょう。

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